2022年8月に立山へ行ってきました。
以前(2018年)に立山へ行ったことがあるのですが、そのときは天候が悪かったということもあり、立山三山の雄山のみでした。そして、次行く時は天気の良いときに行きたい!ということで、2泊3日のテント伯での登山となりました。
目次
立山とは
立山(たてやま)は、日本の北アルプス(飛騨山脈)北部の立山連峰に位置する富山県の山で、「雄山」(おやま、標高3,003m)、「大汝山」(おおなんじやま、標高3,015m)、「富士ノ折立」(ふじのおりたて、標高2999m)の3つの峰の総称です。これら3峰の総称ということなので実際に「立山」という単独の山があるわけではありません。
日本百名山.net より引用
https://日本百名山.net/yama/tateyama.html
立山黒部アルペンルート
立山は「立山黒部アルペンルート」という山岳観光ルートを通り、「室堂」を拠点に登ります。また、主に富山県側と長野県側から行く2つのルートが存在し、今回私が使ったルートは長野県側の「扇沢」からスタートし、「室堂」までを往復するルートでした。このルートの途中には、黒部ダムもあるため、山だけでなく、ダム観光もできます。
立山黒部ありペンルート公式HP - 「時刻表」より引用
https://www.alpen-route.com/timetable/
立山黒部アルペンルート公式HP
https://www.alpen-route.com/index.php
室堂や黒部ダムには主にバスやケーブルカー、ロープウェイといった乗り物を乗り継いで行くことができるので、運動に自信がない人や登山をやらない人でも山や景色、黒部ダムを楽しんだりすることができます。
※注意※
※黒部ダムは標高1,470m、室堂は標高2,450mにあります。普段生活している場所と比べ標高の高いところにあるため、息苦しさを感じたり、高山病などの恐れがあります。特に高齢の方や心肺に不安がある方は、医者や専門知識のある方などに相談してから観光することをおすすめします。
乗り物を乗り継いで行く立山黒部アルペンルートですが、その乗り物の乗車券を現地の切符売り場にて購入することができます。事前にWebで購入しておくことをおすすめします。
それは、事前に乗車予約ができ、当日に切符売り場で購入するための手間が省け、Web限定の割引が適用されるためです。
もちろん当日券というのもあり現地の切符売り場で買うこともできるのですが、事前購入(予約)した人が優先的に乗るため、混雑時は乗りたい時刻に乗れなかったり、完売してしまった場合は切符が買えず乗れなくなってしまうからです。
Web切符の購入ページより、スマホやパソコンで予約・購入することができます。
https://tateyama-kurobe-webservice.jp/AlpenTour/html/VW001W0010.html
乗り物の時効表や運賃は立山黒部アルペンルート公式HPより確認してください。
https://www.alpen-route.com/timetable/
https://www.alpen-route.com/access_new/
ちなみに今回私は、「【近隣県民限定(扇沢入込)】室堂往復キャンペーン」というものを利用し、お得に切符を購入することができました。通常、扇沢⇄室堂(往復、大人)9,470円のところ6,600円で購入することができました! ただし、期間が限られていることと近隣県民(富山県、長野県、新潟県、岐阜県、石川県、福井県)が対象です。
プラン
今回の2泊3日のプランは以下のようになります。
【1日目】
1日目は、自宅から扇沢まではマイカーで行き、扇沢駅の前にある無料駐車場に駐車、扇沢からは電気バスやケーブルカーなどを乗り継ぎ室堂まで行き、徒歩で雷鳥沢キャンプ場までいきました。(移動のみ)
①自宅 →(マイカー)→ ②扇沢 →(電気バス)→ ③黒部ダム →(徒歩)→ ④黒部湖 →(ケーブルカー)→ ⑤黒部平 →(ロープウェイ)→ ⑥大観峰 →(トロリーバス)→ ⑦室堂 →(徒歩)→ ⑧雷鳥沢キャンプ場
ほとんど乗り物で移動できるのでラクチンです。黒部ダムの放水も迫力満点!!!大満足です!
室堂到着後、登山届を提出し、ライチョウ沢キャンプ場に向かいます。途中のみくりが池も綺麗です。
そして、雷鳥沢キャンプが見えてきました。テントが色鮮やかで綺麗ですね。テンションが上がりますね。
室堂から徒歩で景色を楽しみながら1時間ほどで到着。テントを設営してから、管理所で受付します。費用は一人当たり¥1000(1泊)です。
【2日目】
2日目は、いよいよ本格的な登山です。雷鳥沢キャンプ場をスタートしてまた戻ってくるまでわたしの場合、休憩時間含めおよそ8時間かかりました。わたしは決して歩くのが早い方ではないので、健脚な方はもっと早く歩けると思います。
①雷鳥沢キャンプ場(6:10スタート) → ②新室堂乗越(6:50) → ③剣御前小屋(8:10) → ④別山(8:45) → ⑤真砂岳(9:40)→ ⑥富士ノ折立(10:45) → ⑦大汝山(11:20) → ⑧雄山(11:40) → ⑨一ノ越(12:45) → ⑩雷鳥沢キャンプ場(14:00到着)
2日目の天気は良かったのですが、山の頂上付近は曇っていました。ただ、たまに雲が晴れて見える景色は最高でした。
雷鳥沢キャンプ場に着く頃には8時間近く歩いたので、足の裏が痛いうえにへとへとでした。
【3日目】
3日目は、1日目と同様のルートを戻るのみです。前日のおよそ8時間の登山で筋肉痛のためかなりしんどかったです。
雷鳥沢キャンプ場でのテント泊
今回の立山登山では、「雷鳥沢キャンプ場」で2泊しました。キャンプ場は広く、トイレ、水道も完備で予約も不要です。
※最近、コロナ禍で予約が必要なキャンプ場も増えているので、事前にホームページなどでチェックすることをおすすめします。
ただ、今回テント泊したとき、雷鳥沢キャンプ場の雷鳥沢野営管理所は増改修工事を実施していました。
それにより、雷鳥沢キャンプ場の一部が工事規制範囲となっていてテント場の利用ができない箇所がありました。
ただ、テントを張るスペースは十分ありましたし、トイレも仮設トイレでしたが、キレイで快適に利用できました。
”工事期間は令和4年11月30日(水曜日)までを予定しております。”とのことで、富山県の公式ホームページにもお知らせが載っていました。テント泊をするうえで特に大きな問題はないと思います。
【雷鳥沢キャンプ場利用規制のお知らせ】
https://www.pref.toyama.jp/1709/shizenkouen/raicyouzawa/raicyouzawakouji.html
食事については、キャンプ場には売店、食堂はないため、持参するか、近くの雷鳥沢ヒュッテやロッジ立山連峰の売店で購入することができます。また、雷鳥沢ヒュッテやロッジ立山連峰では日帰りの温泉も入れるので登山のあとに汗を流すことができます。
ちなみに私のテント場での食事はアルファ米でお湯か水を注ぐだけでおいしいご飯が食べれるやつです。調理も簡単で、お湯を沸かして入れるだけなので重宝してます。
白ごはんだけでなく、五目ご飯や赤飯、山菜ご飯など様々な味のご飯もあるので飽きないです。
感想
一言で行って良かったと思いました。前回は果たせなかった憧れの夏の立山を縦走することができて良かったです。今度は秋の紅葉も楽しんでみたいと思います。
また、登山をしない人でも黒部ダムや山の景色を見ることができ、移動もバスやロープウェイなどの乗り物で移動できますので、手軽に楽しむことができます。
おまけ
旅行や登山などに行ったとき、現地のお土産屋さんなどでぬいぐるみやマスコットなどが売っていたりすると思うのですが、旅の相棒(?)を見つけて買っています。
今回、立山ではライチョウ君が旅のお供となりました。