旅行に行く際、鞄やリュック、スーツケースに衣類などを詰めて出かけると思います。特に海外旅行に行くときは国内旅行と比べ宿泊数も多くなりがちなのでスーツケースを使っている人も多いと思います。
ところで皆さんはどんなスーツケースを選んでいますか?
スーツケースの選び方やおすすめについてネットで調べると他の情報サイトやブログで紹介されているので、このブログでは私なりの選び方について紹介します。
個人的な見解もあるので参考程度にしていただければと思います。
目次
持っていくのは大きめのスーツケース
結論から言ってしまうと私の場合、数泊〜一週間程度の海外旅行であれば80L〜100Lくらいの大きめで耐久性の高いハードケースで、TSAロックをかけることができ、キャスターが4輪のスーツケースを選びます。宿泊数が少ないからと言って小さなスーツケースは選びません。
なぜかというと旅行先から帰るころには、持って帰る荷物が行きと比べてかなり増えるからです。
増える原因としては、お土産をたくさん買ったり、観光スポットでパンフレットをもらったり、旅行先で服や靴などを買うことがあり、出発時に荷物がすんなり入ったスーツケースでもあっという間にパンパンになるからです。最悪の場合は入り切らない可能性もあります。
大きめなスーツケースを持っていくケース
以下のようなケースに当てはまる場合は大きいスーツケースを持っていくことをおすすめします。
- 海外旅行
- 目的が観光やアクティビティ、買い物
- お土産などたくさん買う予定がある
なんだったらスーツケース1つあたり23kg × 2個まで無料で飛行機に預け入れできるのであれば、大きめのスーツケースを2個持っていきます。
チェックイン時に航空会社に無料でスーツケースを預ける場合(無料受託手荷物)の最大サイズは、総外寸3辺の合計が158cm以内です。(機内(国際線)持ち込み可能なサイズは115cm以内、10kg以内)
規定のサイズを超えてしまった場合は超過料金が発生しますので、スーツケースを選ぶ際にはサイズをチェックしましょう。
また、サイズ規定は航空会社や搭乗クラスによって違うので、詳しくは航空会社のホームページを確認してください。
海外旅行で観光やアクティビティ(海水浴、トレッキングなど)、買い物が目的であれば、まず持って行くものが増えると思いますし、旅行先でお土産を買ったり、ブランドものの服や鞄など買えば荷物が増えます。
そうなると大きめのスーツケースを持って行った方がより収納できるので便利です。
ただ、大きなスーツケースに衣類やお土産などの荷物を詰めれば当然重たくなるので、その重くなったスーツケースを持って移動するということは念頭に入れておくとよいでしょう。
スーツケース選びのポイント
私のスーツケース選びのポイントとしては以下のようになります。
スーツケース選びのポイント
私は以下のポイントを考えてスーツケースを選ぶようにしています。
- 大きめなサイズ(容量)
- 機能
- デザイン ※個人的に重要
- 素材
- 重さ
大きめなサイズ(容量)
海外旅行に行く際のスーツケースはどれくらいのサイズ、容量のものを持っていけばいいのか迷ったことはありませんか?
スーツケースのサイズ選びには以下のようなポイントがあり、だいたい宿泊数や目的でおおまかなサイズが決まってきます。
ただ、冒頭でも言いましたように、海外旅行に行き、お土産などたくさん買うのであればで個人的には宿泊数関係なく80L〜100Lくらいの大きめなサイズのスーツケースを持っていくことをおすすめします。
飛行機への無料預け入れが23kg/個 × 2個であれば、大きめなサイズのスーツケースを2個持っていきます。
サイズ選びのポイント
スーツケースのサイズ選びのポイントとしては一般的に以下のようになります。
- 宿泊数 →何泊するかによって、サイズの目安がわかります
- 季節や気候 →暑いか、寒いかで持っていく衣類の量がわかります(例えば寒い地域への旅行であれば厚手の服を持っていく)
- 自分の旅の目的や仕方、旅のポリシー →これで持っていくもの・持ち帰ってくるものがわかる
- 持っていくもの →旅行に持って行くもの(必要なもの)
- お土産や旅行先から持って帰るもの →旅行先から持って帰るもの(帰ってくる時の方が荷物増えがち)
これらのポイントを考慮すると、宿泊数で目安のスーツケースのサイズがわかるのですが、お土産を買ったりすることにより、持ち帰るものが増えるため、サイズを大きめにしておいた方がよいのです。
宿泊数
まずは宿泊数でおおよそのサイズを選定し、他のポイントを考慮してサイズを決めていきます。
宿泊数とスーツケースのサイズの目安ですが、以下のようになります。
- 1〜3泊 30ℓ〜35ℓ ※キャビン・機内持込
- 3〜5泊 40ℓ〜60ℓ
- 5〜7泊 60〜80ℓ
- 7〜10泊 80ℓ〜100ℓ
季節や気候
旅行先の気候が暖かいか寒いか、季節が夏か冬か、などを考慮します。旅行先が冬で寒い場合、コートやジャケット、厚手の衣類(セーターなど)を持っていくので夏や暖かい地域に行くより衣類の量が増えます。
旅の目的や仕方、ポリシー
これは海外旅行の目的が何なのか?自分の旅のポリシーは?
海で泳ぐ、買い物する、観光スポットや世界遺産巡り、リッチなホテルやレストランに行く、オーロラを見る、スポーツ観戦、スパ巡り、などなどがあり、目的に応じて持って行くものが決まってくると思います。
あとは自分の旅のポリシー、つまりは方針や信念、こだわりみたいなものです。
着る服には妥協したくない、毎日違う服を着たい・靴もたまに違うものを履きたい、旅行に行ったときは必ず現地の〇〇を買う、リッチな旅をする、旅行でも快適に過ごしたい など
着替えを泊数分、靴2、3足となるとそれなりに衣類・靴が嵩張りますし、リッチなレストランに行く場合はドレスコードがあったりするのでジャケットやシャツ、ドレスが必要だったりするので、その分荷物が増えます。
持っていくもの
旅行先に持って行くものについては衣類や着替えなどがメインになると思いますが、その他にも歯ブラシや整髪料、髭剃り、化粧道具などに加え、人によってはドライヤーやヘアアイロン、などがあると思います。
さらには季節・気候、旅の目的などで持っていくものが増えてくると思います。
例えば、海で泳ぐ場合は水着やゴーグル、シュノーケル、サンダル、サンオイルなどが必要になります。
海外旅行に持っていくものが決まれば、少なくとも持っていきたい荷物が入り切るスーツケースにする必要があります。
旅行先から持って帰るもの
意外と旅行先から持って帰るもののことを考えるのを忘れがちになってしまいます。
例えば、旅行先で買ったお土産、ブランド物の服や鞄、アクセサリーなど、観光したアトラクションのパンフレット などなど 海外旅行に行くと荷物が増えますよね。
こういったものがもともと持ってきていたもの+αとして増えてきますので、何を持ち帰るかについても考慮しておくとよいと思います。
機能
スーツケースの機能に関しては以下のポイントを考慮して決めています。
機能のポイント
- 耐久性 - ハードケース(耐久性、防水性、デザイン)
- キャスター(車輪)は4輪
- 開閉方式はフレームタイプかファスナータイプ
- セキュリティ(TSAロックタイプ)
耐久性
耐久性に関しては、スーツケースには大きく分けると「ハードケース」と「ソフトケース」に分けられ、私は耐久性と防水性に優れ、デザイン的にも好みな「ハードケース」を好んで選んでいます。
「ハードケース」はボディにABS樹脂やポリカーボネイトといった樹脂製のものやアルミ合金といった金属タイプの素材が使われていて、耐久性に優れ、多少雨に降られても耐えられます。
「ソフトケース」はフレームなどの一部は金属や樹脂が使われていますがボディはポリエステルなどの布が使われていて、軽量で多少の伸縮性があるのが特徴です。
キャスター
スーツケースについているローラーのことで、スーツケースを運ぶ際に便利です。2輪と4輪のものがありますが操作性に優れた4輪タイプをおすすめします。2輪のものですと傾けて引かないと移動することができませんが、4輪であれば傾けても、傾けなくても移動させることができます。
開閉方式
こちらは「フレームタイプ」と「ファスナータイプ」があります。
「フレームタイプ」は開閉部分が金属のフレームによって保護されているのが特徴で、そのフレーム部分を開け閉めすることで荷物を出し入れします。
一方「ファスナータイプ」は開閉する部分がファスナー(ジッパー)になっていて、ファスナーの開け閉めよって荷物の出し入れします。また開閉部分は布製となるのでファスナータイプは多少伸縮性があり軽量です。
中身を保護するというところではフレームタイプをおすすめします。ただ、ファスナータイプのスーツケースも多く販売されており、軽さを重視したり、気に入ったデザインのものがあればファスナータイプでもよいと思います。
セキュリティ(TSAロック)
これはスーツケースには盗難対策などのためにロックがかけられるものがあります。私は「TSAロック」付きのスーツケースを必ず選びます。
スーツケースに赤いダイヤモンドのマークを付いているのを見たことがありませんか?このマークが付いていればTSAロック対応のスーツケースということになります。
鍵の形はスーツケースによって様々なタイプがあるので、TSAロックの赤いダイヤモンドマークを目印に探すといいです。
海外旅行の際、中身をかってに見られたり、盗られたりしないようにロックをかけておくものだと思います。
しかし、アメリカへ行く場合(トランジット(乗り継ぎ)でアメリカ経由も含め)はスーツケースに鍵をかけないよう求められているのです。
それは、アメリカでは2001年の同時多発テロ以降、空港のセキュリティ対策が強化され、預けるスーツケースを保安職員がチェックすることがあるからです。そのためロックがかかっていると鍵を破壊してでも開けてチェックします。そして、鍵を破壊して中身をチェックされることは認められている(免責)ため、文句も言えないですし、弁償・補償もされません。
そこで「TSAロック」というアメリカ合衆国運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)によって認可された鍵(赤いダイヤモンドのマークが目印)であれば、開錠できるマスターキーを職員が持っているため鍵を破壊せずに開けることができるのです。
アメリカ以外であれば、無断で開けるようなことはないみたいですが、アメリカへ行くことになったからTSAロック付きのスーツケースを買い直すのも面倒ですし、お金もかかるので、初めからTSAロック付きのスーツケースを買っておいた方がいいと思います。
素材
ハードケースの場合、ボディにABS樹脂やポリカーボネートといった樹脂製のものやアルミ合金といった金属タイプの素材が使われております。
この中では、硬く、外から圧力がかかってもたわみが少ない、そして中身を守ってくれるアルミ合金などの金属タイプを好んで選んでいます。
そしてなにより金属タイプは高級感もあり、見た目もかっこいいですよね!金属タイプのスーツケースは高価で樹脂製と比べ重たいですがかっこいいのでついつい目がいってしまいます。
私は、素材に関しては機能性というより見た目で選んでしまっているかもしれません。笑
ただ、金属タイプは樹脂製と比べ重たいため、軽さを重視するならポリカーボネート製も検討してください。金属製と比べると圧力がかかるとたわみますが、元に戻りますし、軽量なので1〜3kgくらい軽量化できると思います。
デザイン
デザインに関しては、完全に好みです!笑
ただ、見た目って結構重要だと思っていて、自分のお気に入りのスーツケースで旅行すると気分もよいですし、モチベーションも高まります。自分の好きなデザインや色のものを選べばよいと思います。
素材のところでいいましたがボディは金属タイプが見た目も高級感があり、かっこいいので私は金属製のものをついつい選んでしまいます。しかし、金属製のスーツケースは樹脂製と比べ重たいので、軽さを重視してポリカーボネート製のスーツケースを選んでもいいと思います。
加えて、個人的にシンプルなデザインが好みなので、シンプルなものを選んでいます。しかもシンプルなものであれば飽きにくく、流行り廃りもありませんので、長く使えると思います。
まとめ
個人的な好みはありますが、以下がスーツケースを選ぶときのポイントのまとめとなります。
- 80L〜100Lくらいのサイズ
- ハードケース
- フレームタイプもしくはファスナータイプ
- 4輪のキャスター
- TSAロック付き
- 素材はアルミ合金もしくはポリカーボネート製
- デザインはシンプルなもの
おすすめスーツケース
機能性や耐久性、素材、デザインなどを考慮すると、「RIMOWA」や「ゼロハリバートン」のスーツケースをおすすめします。
スーツケースについて調べた方ならこれらのブランドはご存じだと思いますが、やっぱりかっこいいですよね!そのぶん高価で、樹脂製のスーツケースと比べると重厚で重たいですが。。。しっかりと中身を守ってくれると思います。
これらのスーツケースを持って旅行すると気分も上がりますし、たまにホテルのスタッフに「いいスーツケースですね」と褒められると嬉しくなります。
https://www.rimowa.com/jp/en/home
最近気になるスーツケース
最近気になっているスーツケースもあります。それはデルセーのSECURITIME ZIP TRUNK 80cm (約90L)です。
デルセー(DELSEY)はフランス・パリに1946年に創業した70年以上の歴史を持つ老舗のスーツケースメーカーです。
このモデルは、一般的な旅行用スーツケースと比べるとユニークな形をしていますが、ポリカーボネート製・ファスナータイプのため軽量(約4.74kg)です。
一般的なスーツケースと比べると幅がスリムで奥行きがあるため、キャスターを転がして移動するときも周りにぶつかりにくく、車のトランクにも納まりやすい形状になっているようです。
注意点
チェックイン時に航空会社に無料でスーツケースを預ける場合(無料受託手荷物)の最大サイズは、総外寸3辺の合計が158cm以内です。超えてしまうと超過料金が発生するので、サイズ規定の詳細は航空会社のホームページを確認してください。
ハードケースの金属タイプでフレームタイプのスーツケースはかっこいいですが、使ってみると重たいです。樹脂製のものでファスナータイプのスーツケースを選ぶことで1〜3kgくらい軽くできます。
おすすめとして大きめサイズのスーツケースをおすすめしていますが、空港⇄自宅、空港⇄ホテル、駅や空港内での移動があるため、荷物が入った大きめのスーツケースを移動できる体力がある方や移動は車やタクシーを極力使ったり、空港⇄自宅は宅急便でスーツケースを送ることができる方におすすめします。